この日曜日、我が家はVin bourruをマルシェで買って飲みました。
今年初めて、初物です。 今年は猛暑のお陰でVendangeが早かったために、 Vin
bourruも去年より1ヶ月ほど早い登場です。 |
ワイン産地の近いところでは、この時期どこでも出てくるモノだと思いますが、
パリなどではどうなんでしょうか? ボルドーでは、秋のVendange(ぶどうの収穫)の直後の風物詩という感じです。
11月のボジョレー ヌーボーの時期にワインショップの前に 「Beaujolais
nouveau est arrive」という看板が出るように、 「Vin
bourru est arrive」と書いてあったりするほどです。 |
もし、ご存じない方のために簡単に説明しますと、 文字通り、発酵途中のワインのことです。
見た目は濁っていて、ワインの濁り酒といった趣です。 白ワインが一般的ですが、ロゼもも希にあります。
Vendangeの直後に出まわり始めて、購入できる期間は一ヶ月弱という、 非常に短期間のお楽しみです。
そしてこの一ヶ月の間にも、 bourruの質が変化していくのが楽しいのです。
出始めは、まだアルコール度もほとんどなく発砲性の葡萄ジュースといった感じで、
だんだんワインっぽくアルコール度が増していきます。 |
私も夫もこの濁りワインのフルーティで素朴なところが結構好きで、
この時期には楽しく飲んでいます。 今年は、猛暑で葡萄が熟れすぎていたためか?
出始めというのに、かなり発酵が進んでいました。(アルコール度4度くらい。)
それでも、初物だと思うとなんとなくうれしくて、美味しく頂きました。 |